科挙

SFC科挙概要および日程について

SFC科挙についての説明

  • 「科挙」は、歴史的にも有名な中国の官吏登用試験をモチーフにした中国語研究室オリジナルの中国語検定試験です。1998年からスタートし、2001年からはリニューアルされました。
  • 毎年4月・9月の学期開始直前に行われます(全レベル一斉テスト)。
  • 「科挙」は、中国語の運用能力レベルをSFC中国語研究室が独自に認定し、インテンシブⅡ・Ⅲ・Ⅳ期への参入を可能にするもので、単位を与えるものではありません。
    (※前学期単位取得し、次レベルのクラスの履修許可を得ている者を除く)
  • 「科挙」は、中国語の運用能力のレベルを認定するもので、それぞれのレベルの認定ラインを超えていれば、合格となります。
  • 「科挙」は、一般的な語学試験形式ですが、インテンシブコースの内容に関連した問題も出題されます。SFC中国語の特色であるコミュニケーション重視を反映した聞き取り力テストもあります。

科挙の日程

  • 2024年春学期の科挙試験(中国語資格認定試験)は遠隔方式で実施いたします。
  • アンケート提出と受験の申込み期間:2024年3月1日(金)〜3月25日(月)19時まで(時間厳守)
    試験実施日:2024年3月26日(火)
  • 中国語インテンシブ2期、3期、4期の履修を希望する方は、下記「実施要項」をダウンロードし、詳細をご確認ください。

実施要項

※外部の試験(中国語検定、TECC、HSK)で能力認定されている人についても、必ず科挙試験を受けていただくようにお願い致します。


SFC中国語「科挙」について

SFC中国語では、中国隋・唐の昔から清末まで続いた、過酷な官吏登用試験「科挙」の名前を頂戴した、SFC独自の中国語検定試験「科挙」が行われています。
科挙とは、中国漢代に起源をもち、隋・唐代から始まって清末まで続いた、官吏登用試験です。自分の郷里で州や県 の試験に合格すると、府の試験「童試」を受けることができました。「童試」合格者は、更に3年に1度行われる試験をうけて「秀才」に及第して初めて、府の 学校に入ることができました。次は「郷試」です。これも3年に1回行われ、9日間に及ぶ過酷な試験でした。これに及第すると「挙人」という称号を得ること ができました。「秀才」に合格するだけでも、子々孫々に名を残す快挙でしたが、更にその中のトップである「挙人」になれば、鳴り物入りで故郷に錦を飾ります。まだ終わりません。「挙人」は、「郷試」の翌年、やはり3年に1回の「会試」に合格しなければなりません。「会試」も9日間続き、これに合格した「貢士」は、すぐに最終試験「殿試」に臨みます。これに勝ち抜くと「進士」という称号が与えられ、その氏名が皇城の門外に掲げられ、これは最高の名誉とされました。「進士」ともなれば、一般人から見ればもう雲上人に等しい存在です。試験は過酷を極め、今の司法試験の比ではありません。もちろん5浪、6浪当たり 前の世界。「進士」の号を獲得した者のうち、トップ中のトップ三名には、上から「状元、榜眼、探花」という名誉ある称号が与えられました。「郷試」「会 試」「殿試」すべてでトップだった者は、「三元」と呼ばれたそうです。巷でよく聞く「大三元」、恐れ多くもつけもつけたり、というネーミングじゃありませんか!「童試」で「秀才」、「郷試」で「挙人」、「会試」で「貢士」、「殿試」で「進士」、さらに「進士」中の「状元、榜眼、探花」、それを目指した人達の夢だけを、私たちはもらいましょう!

「科挙」合格とインテンシブの履修

    • インテンシブ第Ⅱ期レベル合格(童試合格)

インテンシブ第Ⅰ期の単位を取得していなくても、インテンシブ第Ⅱ期に履修申告できます。インテンシブ第Ⅰ期を不合格になった人も、頑張ればこの科挙試験で復活できるでしょう。

    • インテンシブ第Ⅲ期レベル合格(郷試合格)

インテンシブ第Ⅰ期、第Ⅱ期の単位を取得していなくても、インテンシブ第Ⅲ期に履修申告できます。

    • インテンシブ第Ⅳ期レベル合格(殿試合格)

インテンシブ第Ⅰ期、第Ⅱ期、第Ⅲ期の単位を取得していなくても、インテンシブ第Ⅳ期に履修申告できます。

「科挙」は前レベルの単位を取得できなかった人、ベーシック科目しか履修していなかった人、インテンシブ中国語を全く履修しなかった人、SFC外部で中国語を学んだ人、中国から帰国した人、中国語が母語の人、誰でも受験することができます(但し、現在慶應義塾大学に学籍を置く者に限ります)。自分の中国語の実力を知りたい人も、自由に受験できます。多数の皆さんの受験を期待しています。

申し込み等について

  • 以下は新型コロナウイルスが流行する前、2019年までの情報ですので、注意してください。2020年~2022年春学期までは遠隔形式で行われましたので、最新の情報を確認してください。
  • 「科挙」試験の日時・会場については、このホームページに詳しい情報を掲載します
  • 「科挙」受験には、特に申し込み等はありません。当日直接時間通りに会場へ行ってください。遅刻者に対する配慮は全くありませんので、時間に遅れないようにしてください
  • 当日は履修に関するアンケートが配布されます。このアンケートは前学期に単位を取得し、希望クラスの履修許可を得た人でも必ず提出して帰るようにしてください

  • 履修希望者がインテンシブクラスの定員を超えた場合は、「科挙」の成績により選抜します。選抜の結果は、科挙当日中国語研究室(λ508)のクラス分け表で発表されます。(遠隔形式の場合、当サイトに履修許可者の学籍番号を掲載します)
  • 科挙試験当日のアンケートでインテンシブⅡ〜Ⅳ各期の履修を希望し、科挙に合格して、当サイトまたは中国語研究室(λ508)前に掲示されるインテンシブ各クラスの名簿に名前が載った場合、原則として履修申告を放棄することはできません。
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